2017年WBCが開幕して2週間近くが経とうとしています。
開幕前の壮行試合を観戦する限りでは、
侍ジャパンの行く末に一抹の不安を抱いたのは、
私だけではないと思います。
WBC侍ジャパンは世界一奪還なるか?
しかしいざ蓋を開けてみれば、
侍ジャパン史上初の無傷の6連勝による、
2次リーグ突破で、
準決勝・決勝の待つアメリカラウンドに進出!!
連夜の熱戦に寝不足になりながら、
ハラハラドキドキしつつ大興奮しまくったのですが、
侍ジャパンの予想以上の大活躍に、
ホッと胸を撫で下ろしたところです。
第1回大会、2回大会の連覇が見事なだけに、
第3回大会のベスト4で終わったことは、
野球ファンとしては大変悔しまれたのですが、
今大会では世界一奪還をぜひとも、
成し遂げてほしいものです。
WBC出場辞退のメジャー組について
とは言え、今大会会の各国出場メンバーや、
ベースボールパワーを垣間見るや、
とてもとても楽観できるものではありません。
そうなると大谷に選手の怪我による不参加と、
メジャーで活躍する投手陣の不参加は、
どうしても惜しまれますし、
なぜWBCに出場しないんだ!!??
何ゆえ野球世界一への参加を辞退する!!??
と声を大にしてわめきたくなるのは、
私だけでしょうか?
青木選手以外のメジャー組が出場辞退の理由は、
いろいろと聞こえてはきます。
(ダルビッシュ有選手のリハビリ辞退は、
致し方ないとしても・・)
敢えて今はその諸事情とやらは無視して、
好き勝手言わせていただきますが、
なぜ日本の野球少年たちのために、
夢と力を与える行動を取らなかったのか、
それだけが本当に残念でなりません。
野球人口は年々減少傾向にあり、
その基をただせば我々が関与する、
少年野球人口の衰退に源を発します。
プロで活躍する選手たちも野球少年の頃を過ごし、
プロの野球選手に憧れや夢を抱いたはずです。
現に我がチームの野球少年たちは、
侍ジャパンのメンバーを崇拝するがごとく、
口々に選手の活躍を称賛しています。
「なぜマエケンは出ないんですか?」
「マー君はどうして辞退したんですか?」
さてあなたならこの質問にどう答えてやりますか?
野球少年の打てないフォームを見抜いた母親の眼力
話は変わりますが、
過日大変面白い・・と言うか、
思わず感心して唸ってしまったエピソードを、
耳にしました。
我がチームの話ではなく懇意にしている、
近隣チームのHコーチと飲んだ席での話です。
Hコーチの息子M君もチームに所属していて、
3番でショートを守る今年6年生の野球少年です。
私も何度かM君のバッティングを見てきましたが、
左バッターで小柄な体格ながら、
センター方向に鋭い当たりを飛ばす、
バッティングセンスも非凡なものを待った、
野球少年だと感じていました。
ところが昨年秋の頃なぜか打てなくなったらしく、
打率も4割台から2割台にまで落ちたそうです。
Hコーチは中学まで野球をやっていたのですが、
そんなM君に歯がゆさを感じて、
マンツーマンでバッティング指導をしたそうですが、
M君の調子は一向に上がらなかったそうです。
そんな時ふだんは一切口出しをしないで、
練習や試合の時に熱く見守っているだけの母親が、
こう言ったそうです。
「Mはヒットを打つ時は上げた右足がね、
そんなに高くなかったし、
横から見ていてふつうに足が下りていたけど、
最近見ているとちょっと高くなったし、
上げた右足が内股っぽい感じだよ」
このひと言でHコーチ以前私が話したことを、
あっ!っと思い出したそうです。
タメの動作が狂うと起こる弊害
つまり、正しくタイミングが取れたとしても、
必要以上にステップ足を高く上げたり、
さらにキャッチャー方向に流れると、
「タメ」がなくなり、
あるいは「タメ」が取れたとしても、
スイング始動が遅れがちになり、
どうしても差し込まれやすくなる・・
それがイヤで「タメ」をなくして、
スイングを早く始めれば、
仮にボールを芯で捉えても強い打球には、
なりにくい、と言うことです。
この状態は過去の記事でも書いていますが、
横から見ると内股になっているように見えます。
もちろんプロの場合は筋力の出来上がっていない
野球少年とは違いますから、
一概に「ステップ足の高さ」や「内股締め込み」を
否定することはできませんが・・
高校生あたりでもここまでキャッチャー方向に、
ステップ足が流れると速いボールには付いていけなくなります。
この症状は野球少年の場合大きい当たりを狙って、
「タメ」ようとする意識が強い時に起こりやすいようです。
M君もチームメイトの4番バッターが長打を良く打つので、
負けじと力んだ結果こうなったようです。
小さいモーションに戻した結果
Hコーチはさっそくその矯正に取り組んで、
・すり足スイングで素振りとトスバッティング、
・真横正面から園芸で使う細く長い棒を、
股の間に差し込んでステップ足がこの棒に、
触れないように打つ練習、
を続けたそうです。
結果秋の最後の近隣大会ではチームは、
準決勝まで行きましたが、
M君は以前のバッティング状態を取り戻し、
13打数7安打と大変好調だったそうです。
ふだんは我々のように口やかましく、
声をかけることもなく、
バッティングのイロハもわからなくても、
ただひたすら我が子の活躍を願って、
熱い視線を送る母親の言った一言で、
M君は本来のバッティングを取り戻せた・・
とても良いエピソードだと思いませんか?
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