最近ご質問メールに「正しい投げ方」についての
お問い合わせが増えています。
さらにこの冬場に「正しい投げ方」あるいは、
「理想の投球フォーム」を覚えさせるための、
お勧めエクササイズも良く聞かれますので、
今回は少年野球塾さんの画像をお借りして、
野球少年が「正しい投げ方」を身につけることができる、
参考エクササイズをお伝えします。
野球に於いて正しい投げ方・理想の投球フォームとは?
ボールを投げる際には体のあらゆる部位に、
理想の使い方や動作があります。
それは軸足の使い方であったりステップ足であったり、
あるいはグラブ腕などですね。
ただその中で「投球腕」の使い方こそが、
一番重要になってきます。
「投球腕の正しい使い方」については、
これまでも何度も記事にしていますので、
ここではいくつかの参考記事をご紹介します。
【参考画像】野球少年にとっての“正しい投げ方と練習法”について再論
野球少年のピッチング指導キーポイント
子どもの投げる、理想のボール回転とは?(旧ブログ)
より速いボールを投げるには!?-Xジャイロによる正しい投げ方を学ぼう!!-(旧ブログ)
その投球腕の使い方もボールを握った手の引き動作から始まり、
リリースまでにいくつか注意点がありますが、
一番のキーポイントを挙げれば、
やはり「小指が先行すること」です。
つまり投球腕を振り上げた時からリリース直前まで、
「小指が投球方向を指しているか」です。
多少小指の向きのズレはあっても、
「小指が先行する」と言うモーションは、
正しい投球腕の使い方を教えるためにも、
「絶対条件」と言っても過言ではありません。
バドミントンによる正しい投球腕の使い方エクササイズ
じつはバドミントンのラケットの使い方は、
投球腕のモーションに酷似しています。
冬季練習中にバドミントンのラケットを使った、
エクササイズをご説明しますので、
ぜひ取り入れてみてください。
まず最初のポイントはラケットを握る、
グリップ位置です。
写真のように一度地面にラケットを置いて、
ラケット面が正面を向いた状態を考えて、
この状態でラケットを握ります。
ラケットを引くモーションも 投球腕の使い方とほぼ同じですが、
それはあくまで「腕の動作」です。
写真のようにラケットを引いたのちに、
(野球ではここの動作をスクラッチモーションと言います)
肘を先行させながらラケットを、頭上に振り上げていきます。
この時にラケット面はどこと向いているべきか。
小指先行のお話をしましたが、
であれば打突側のラケット面は写真のように、
完全に左を向くことになります。
そのまま振り下ろすモーションにおいて、
ラケット面は当然シャトルを打つわけですが、
バドミントンでシャトルを打つ瞬間が、
投球ではリリースの瞬間にあたります。
「シャトルとの打突=リリースの瞬間」
つまりこの一瞬にラケット面は完全に正面を向きます。
投球で言えばリリースの瞬間にボールは、
投球方向を向くわけですね。
これはまさに一瞬であり、
「リリースポイント」はここしかない、と言うことです。
小指先行がなされなければ、リリースポイントは広がり、
いわゆる「リリースゾーン」になりますから、
ボールを放つ瞬間がバラバラとなって、
制球が定まらなくなりがちです。
リリース後は投球の場合、内捻する動きを継続中ですから、
イラストのように手首が返っていきます。
※イラストは手塚一志氏の著書より拝借
バドミントンエクササイズの問題は、
実際にラケットを放り投げるわけではないので、
この内捻動作(インスパイラルモーション)が、
起きにくいと言うのが欠点ですから、
ラケットを振ったあとの打突面の向きを、
今度は右方向を向くようになるのがベストです。
ただし!
だからといって手首をコネるようにさせて、
無理に右を向かせる指導はしないでください。
投球の際に手の平がリリース後に右方向を向くのは、
あくまでナチュラルな動きによるもので、
意図的に手の平を返すものではないからです。
この点に留意されて、
「正しい投げ方・理想の投球フォーム」をご指導ください。
なおテニスでも腕の使い方は、同様のことが言えますね。
写真で小指を先行していることをご確認ください。
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プロ野球選手になるために小学生のうちにやっておくべきバッティング練習
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