前々回の記事で うちのチームのちょっと変則的な、
キャッチボール練習法を 書かせていただきましたが、
それに対する質問の中で、
「子どもたちの球数(投球数)」
についても 多く寄せられました。
子どもたちのオーバーユース(投げ過ぎ)
これは大きな問題です。
投げ過ぎればほぼ確実に「内側性野球肘」を発症しかねません。
実際公式戦ではスポ少でルールとして、ピッチャーの球数制限や、
イニング制限があります。
これは当然、ピッチャーの肩や肘を考慮してのものです。
うちのチームでも連投は 基本絶対NGで、100球~以内で、
交代させています。
4年生以下なら100球以内にすべきです。
では理想的な子どもたちの投球数ですが、もちろんこれは、
小学生と言えど低学年と高学年では 違いますし、
たとえ同じ学年でも、 体力の差(身体成長の差)によっても
違います。
私もずいぶん昔にいろいろな野球書等で 調べたり、
練習現場で投球数を、チェックした時期がありました。
あくまで私の意見ですが、 通常土日の練習では、
小学生の球数は1日100球~120球(4年生以下は
80~100球)までが限度です。
仮に正しい肘の使い方をしていても、成長期の軟骨状態の
子どもの肘は高い確率で「内側性野球肘」になりますが、
ただこの数字は「全力投球数」と考えてください。
アップやダウンのための投球は、カウントしなくても
良いかと思います。
また何より大事なことは、
「投球後のケアを絶対行う必要がある」
と言うことです。
特に別メニューで行うピッチャーは、球数も100球を、
多少超えることはしかたありませんので、試合後同様、
15分程度のアイシングは必要です。
(冷やし過ぎは逆効果!!)
ピッチャーもそうですが、ほかの子どもたちも、
軽いキャッチボールでダウンを行ったあと、
球数が多かったと思われる子どもには、
各コーチたちが、
「 投球腕手首を掴み、真上に上げて、手の平を左右に、
30秒ほどブラブラと振らせます」
これは下がったままの血流を元に戻しつつ、疲労性乳酸を、
拡散消滅させるためです。
(それでも完全には消えません)
コツは子どもの腕は完全脱力させた状態で、
リラックスさせながら行うことです。
せめてこの程度のケア法は、指導者であれば 取り入れることを、
お勧めします。
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆
少年野球の指導法や、バッティングなどの教え方と、
練習法がわかるブログ…「伊能優介の、少年野球夢日誌」
この少年野球ブログ記事が少しでも参考になりましたら、
ぜひブログランキングへの、応援クリック2つお願いします。
あなたの応援が私の記事更新の、一番の原動力になります☆
にほんブログ村少年野球ランキング