タッチアップでランナーがアウトに
先日の試合での相手チームのプレーで、
気になったことがありましたので、
今日の記事テーマにしたいと思います。
(決してイチャモンではありません 笑)
相手チームワンアウト3塁で、
バッターが大きなレフトフライを打ち上げました。
これは完全な犠飛となるケースですね。
ところが、レフトの返球で(サード中継入って)
ホームでギリギリタッチアウトになったのです。
レフトが矢のような返球をしたわけでもないですし、
サードの中継が特段良かったわけでもありません。
普通でしたら、楽々とまでは行かなくても、
余裕でホームに滑り込んで生還できるプレーでした。
ではなぜ、アウトになったのか・・
ランナーの脚が遅かったから?
いいえそうではありません。
これは過去記事でタッチアップの際のランナーの注意点、
として書いた記憶がありますが、
3塁ランナーはフライが上がった瞬間、
当然帰塁して、タッチアップに備えたまでは、
良かったのですが、
その体勢に問題がありました。
ランナーはいつでもスタートを切れる体勢で!
3塁ランナーは体を内野(2塁方向)に向けて、
顔をレフト方向に向けていたのです。
つまり、ランナー自身でレフトの捕球を目で確認して、
それからスタートを切った、と言うことですね。
これではスタートが遅れると言うことが、
ご理解いただけますでしょうか?
何より体勢が2塁方向に向いていれば、
レフトの捕球後にホーム方向に向き直す必要が、
あります。
当然下半身だってスタートを切るために、
90度方向修正を余儀なくされます。
時間にすれば確かに僅かコンマ何秒の話ですが、
よほどの大飛球や、
守備側にとって難しいフライでもない限り、
タッチアップで楽々ホームインとはならないはずです。
仮にそうであっても、我々少年野球指導者としては、
タッチアップ時のランナーの体勢や、
その際のサードコーチャーの役割をしっかり、
教えておきたいものです。
少年野球のタッチアップにおける指導法
1、タッチアップの場合ランナーは、
3塁ベースギリギリに触塁して、
体全体をホーム方向に向けいつでもスタートが切れる、
準備をすること。
2、サードコーチャーはコーチャーボックス内でも、
ランナーの視界に入る位置に立ち両手を叩く準備をする。
3、フライ捕球と同時のタイミングで両手を叩き、
「ゴーーッ!!」とかけ声を掛ける。
イラスト出典:
http://www.asahi-net.or.jp/~wg3i-tngw/backno/no21_30/no21_30.html
つまりランナーは全神経をコーチャーの動作と声に、
集中すると言うことです。
これはたとえばライトフライで、
3塁ランナーの視界に入る場合であっても、
フライ捕球を自分の判断でのスタートではなく、
コーチャーの動作と声に託すと言うことです。
当然コーチャーの責任は重大ですから、
こちらも同様に指導しないといけません。
2塁ランナーのタッチアップも同様です
同様のケースで2塁から3塁へのタッチアップでも、
同じことが言えます。
イージーなフライが上がったら2塁ランナーは、
すばやく帰塁してタッチアップに備え、
正面にいるサードコーチャーだけを見ます。
そしてこの場合は、声は届きにくいですから、
コーチャーは両手を叩くことで、
フライ捕球のタイミングをランナーに知らせることです。
ただし、イージーフライではない場合、
ランナーも打球の行方など自分で確認することも、
必要ですし、
あるいはイージーフライでも落球やエラー(後逸)の、
可能性もありますから、
この時はサードコーチャーは両手叩きから、
腕を回すゴーサインに変えることも必要になってきます。
いずれにしても、
タッチアップでのランナーのスタート体勢は、
しっかりと指導したいものですね。
今日もお読みいただきありがとうございました。
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