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「少年野球のバッティングの基本練習をするにはどんな方法が良いですか?」
最近また低学年の親御さんからのこういったご質問が増えてきましたので、繰り返しになりますがまとめて書いてみたいと思います。
少年野球でのバッティングの基本とは?
これはもう好きなように打たせることが一番!なんて私は申しませんよ(笑)
もちろん好きなように打たせて、ヒットがたくさん打てれば私だって何も言うことはありません。
でも私も20年の指導キャリアがありますが、我々指導者が何も教えることなく野球少年がバッティングの極意を会得したかごとくヒット量産してきた例は、過去に一度もありません。
バッティングとは、
「ピッチャーが投じたボールをバットの芯で捕えて打ち返すこと」
ですが、ここでバッターに必要となる絶対的な運動要素(モーション=動作)は、
1.正確にボールを捕える「眼=動体視力」
2.正確に打ち返せる「タイミング」
3.正確にボールを捕える「スイング」
です。
飛んで来るボールを捕える動体視力とは?
一般的に視力とは物を見る眼の力ですが、動体視力とは「動いているものを捉える眼の力」です。
これは視力に差があるように、野球少年の動体視力もまた個人差があります。
もちろん動体視力を良くするトレーニングはいくらでもありますから、そういった練習法で動体視力をアップさせることは可能です。
参考記事→ 野球少年の動体視力をチェックする方法
飛んで来るボールをジャストミートするタイミングとは?
タイミングと一言でいってしまえば簡単ですが、じつはピッチャーとバッターとの駆け引き(勝負)において、
タイミングを取ること、タイミングを合わせることが一番重要と言っても過言ではありません。
すばらしい動体視力を持っていても、シャープなスイングをしようとも、タイミングが合わなければ、打ち損じたり、空振りすることになります。
つまり投じられたボールに対してドンピシャのタイミングでボールを捕えることが、何よりも重要と言うことです。
参考記事→ 「よく打つチームは、やはり“シンクロ”してますね」
飛んで来るボールを線で捕えるスイングとは?
たとえば二階から垂直に落とされたボールを、バットを地面に対して水平に振って、
ボールを打とうとすればこれは文字通り「点でボールを捕える」しかありません。
つまり当たる確率は一回しかないと言うことです。
同じようにピッチャーから投じられたボールに対してスイング軌道が合わなければ、
点で捕えるしかありませんから、当たる確率は1回にみです。
でもスイング軌道がボール軌道に合ったものでしたら、線で捕えることにます。
当たったボールが飛ぶ方向はともかく、当たる確率は飛躍的に高まります。
参考記事→ 「正しいスイング法で、球春スタート!!」
少年野球におけるバッティング練習とは?
バッティング練習としては少年野球や高校野球、あるいは極端に言えばプロ野球だってさほどの差はありません。
1.素振りによって正しいスイングを身に付け、フォームを固める(またはスイングスピードアップ)
2.トスバッティングなどでボールを捕えるタイミングを身に付ける(または内外・高低のボールを打つ練習)
3.フリーバッティングで実戦形式でピッチャーの投じたボールを打つ練習。
以上がバッターのルーティンワーク的な練習法であり、これを繰り返すことでバッティング能力を高めていくことになります。
これ以外ですとたとえばタイヤ叩きでミートパワーアップであるとか、両膝を突いて素振りをすることで、 上半身や腕の使い方を会得するとか、
あるいは引手だけの片手打ち練習など、イレギュラー的な練習方法もありますが、基本としては上述した3点になるかと思います。
少年野球のバッティング練習でもっとも重要なタイミングの取り方
上述したようにバッティングの一番の重要性は「いかにボールをジャストミートできるか」です。
これについては参考記事で書いているように、ピッチャーの投球モーションに対していかに「シンクロ=同調」させるか、が最大のキーポイントになります。
ピッチャーは一定の運動法則(構える、ステップ足を上げる、投球腕を後方に引く、ステップ足をバッター方向にステップする、投球腕を振る)
にしたがってボールを投げるわけですから、これはどんな投げ方のピッチャーであっても、変則投手であっても変わりはありません。
つまりバッターは、そのピッチャーのモーションに合わせてタイミングを取りに行けばいいのです。
とまぁ、言うは易しであってそれが簡単に教えることができるなら指導者も苦労はしません。
それを比較的簡潔にわかりやすく教えているのが、少年野球塾さんのバッティング教材ですが、解説記事はこちらです。
→ シンクロ打法で野球少年は本当に打てるようになるか!?
少年野球のバッティング練習でほかに大事なことは?
「動体視力」「タイミング」「スイング軌道」が基本とお話しましたが、それ以外に・・
と言いますか付随したバッティングモーションで大切なことはいくつもあります。
たとえばバッティングの構え・・ピッチャーが投じるまでガチガチに固まっている野球少年を時折見かけますが(特に低学年の子ども)
これはいろいろな意味でバッティングに悪影響がでてきます。
ピッチャーがセットに入るまでは、全身の筋肉が固まらないように、バットをリズミカルに動かしたり下半身を軽く上下させたり、両足を踏み踏みしたりとすることが大切です。
あるいはその構えにおけるグリップ位置です。
この点はプロクラスとは話が違いますが、やはりプロ選手のように頭上高くグリップ位置があるのは少なくても小学生(中学生)レベルではNGですね。
その理由はいくつもありますが、速いボールへの対応力低下やスイング軌道への悪影響などが挙げられます。
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