今週末はいよいよ春季大会開幕です。
今年のチームもとても楽しみで、例年にない強力打線に仕上がってますし、
さらに楽しみなのは2名のピッチャーです。
右の本格派TクンとサウスポーのDクンは、二人ともマウンド度胸もあり、
きっと活躍してくれると信じています。
ところで両名、
この冬場の練習で「チェンジアップ」を覚えました。
チェンジアップボールとは本来変化球の一つですから、
小学生には禁止されているものです。
ここで私が言う「チェンジアップ」とは、
あくまで本来の球速のストレートボールを、
握りを少し変えることによって、
同じ投球フォームとストレートと同じ腕の振りでありながら、
球速を落とし、バッターのタイミングを外すことを、
意図したものです。
ですからチェンジアップを投げさせて、ボールが変化する場合は、
すぐにやめさせて、また違う握りを指導し直します。
参考までに・・
「チェンジアップはボールを鷲掴みにするなどボールに力が伝わらないように、
握りを工夫することによって速球と同じ腕の振りから投じられる遅いボールである。
主に打者のタイミングをずらすために投じられる。 握り方に統一性はなく、
様々な握りや投法の違いにより変化・回転・球速も変わる。
チェンジアップ – Wikipediaより」
ちなみに私が指導している握りのパターンですが・・
(大人の手のためボールサイズをわかりやすくするため、
硬球で撮影しました)
1、ストレートと同じ握りながらボールを深く入れ込んで、
人差し指と中指を気持ち浮かせる。
2、人差し指と中指に薬指もかけさせるか、手のサイズによって、
小指までかけて握る。
3、人差し指と親指で輪を作る。つまり中指・薬指・小指で、
握るもので、OKボールと呼称された握りです。
ただしこれは変化しやすく、投球そのものもちょっと難しくなるので、
めったに教えるケースはありません。
いずれの握りも必ず「ストレートと同じモーションで、
ストレートと同じ腕の振り及びリリースを指導すること」です。
このチェンジアップは、制球がむずかしいですから、
くれぐれもそれを気にして、置きに行くフォームにならないように、
注意することと、
この指導はあくまで「それなりにフォームができた野球少年で、
ストレートに速さと制球力が備わった場合」にのみ指導しています。
小学生ピッチャーの基本もまた、コントロール有りきであって、
球速はその次に考え、この球速が110kmを超すようでしたら、
そこで初めて、
「タイミングを外すボール=チェンジアップ」を教えたいものですね。
またこれは私見ですが、
「チェンジアップ投球時の球速の差」は、120kmを投げるピッチャーなら、
100kmまでが目安で(20kmのスピード差)
もしこれ以上落ちるなら・・(ストレートと同じ腕の振りで)
「ボールが抜けすぎている」と考えられ、肘への負担増に繋がる、
と考えます。
それでは今年も全国の野球少年と関係者の皆さまにとって、
幸多き野球シーズンとなりますように…
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私も少し前にお勧めした優良教材のひとつで、
小学生高学年から中学生向きの教材です。
小学生なりにバッティングの基本ができた野球少年で、
長打不足や強い打球を生む指導するにはお勧めですね。
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安心してください!まだ間に合いますよ!!(^^)!
野球少年にとって本当に大事なバッティングモーションを解説した、
「9回限定:野球セミナーメール」
ぜひ今のうちに読んでいただいて、
正しいバッティングモーションを野球少年にご指導ください。
いつも楽しく拝見しています。
新5年生の息子ですが、
チェンジアップではなく、出来るだけストレートと同じ振りのスローボールを混ぜての投球ですがやはりにぎりから変えないと肘の負担になるでしょうか?
伊能です。返信遅くなりすみません。
本日記事をアップしましたので、
良かったらお読みください。