先日の読売新聞にとても興味深い記事が載っていました。
興味深いどころか、野球に携わる人間ならこの記事は必読です。

バッティング指導の定説はゴロを打て!

まずはこちらの記事をお読みください。

バッティングはフライ指導※クリックで拡大します。

これまでのバッティングの定説としては、
「ボ-ルを転がすバッティング」が、
当たり前のように指導されてきました。

その理由としては、

・フライはキャッチされれば即アウト。
・ボールを転がせば何か起きる確率が高まる。

つまり、
内野手の守備機会⇒送球⇒内野手捕球、

この3つの流れの中でミスが起きる確率は、
フライ捕球のただ1度の守備機会に比べれば、

簡単に言えば3回ミスが起きる可能性がある、
と言うことですね。

内野手がゴロを弾く確率もフライ捕球より、
高いはずですし、

たとえば捕球後に一塁送球なら、
暴投する可能性もあります。

さらに一塁手がエラーして、ボールを落としたり、
後逸する可能性だってあります。

進塁打としてのゴロとフライの比較

走者がいた場合のゴロとフライの有利・不利を考えた場合、
走者がどこの塁にいるか、もポイントになりますが、

たとえば1塁に走者がいた場合内野ゴロは、
ゲッツーになるデメリットがあります。

フライの場合はどうやってもアウトは一つです。

1・2塁の場合ならやはりゴロはゲッツーの、
可能性がありますが、

フライは内野へのポップフライならともかく、
外野への打球方向によっては、
2塁ランナーの犠飛になることがあります。

バッティング指導はフライを上げろ

同様に無死または1死で走者が3塁にいれば、
これも犠飛の確率が高まります。

こうやって考えるとゴロは相手内野陣が、
「エラー確率3倍論」はともかく、

(これだってレベルが高い野球なら、
そうそうエラーが出るものではありません)

ゴロとフライを考えた場合、
「打ち上げるな!フライは打つな!」

この指導が絶対ではないということが、
言えるのではないでしょうか?

レベルアッパースイングならヒットの確率が上がる!

「ボールを転がしてゴロを打て」

昔の高校野球のバッティング指導としては、
この考え方が合言葉のように語り継がれていました。

さらにボールを転がすためには、
「(ボールを)最短距離で・上から・叩け」

このダウンスイングの指導法が席巻し始めたのは、
1960代後半以降からだったと思います。

そしてダウンスイング全盛期に突入しました。

バッティングにおけるダウンスイングの弊害

しかし何度も言うように、
ダウンスイングは運動物理学から見ても、
決して合理的なバッティングスイングではありません。

「点でボールを捉えるスイングより、
線(ボール軌道)に限りなく合わせた、

レベルアッパースイングこそが、
ボールを芯で捉える確率が高まるもの」

です。

バッティング指導はフライを上げろ?

新聞記事にもありますが、
フライがヒットになる確率が高いのは、
「打ち上げる角度」が大事と言うことですね。

ただボールの下を叩く、というテクニックは、
小学生に教えることはまず不可能です。

レベルアッパースイングによる指導の場合は、

「ピッチャーの頭上にボールを通すイメージ」

でボールを上げることを教えます。

もちろん理想はセンター返しですが、
右バッターですとショート頭上でもOKです。

少年野球の場合はライナー性の飛球で、
もちろんかまいませんが、

指導者である我々は、
今後のバッティング指導の指針として、

間違っても「ボールを転がせ、ゴロを打て」
と言った指導は、戒めたいものです。

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