12月に入ってシーズンオフになり、
うちでも恒例の冬期練習がスタートしました。
冬期練習の重要性は、
これまで繰り返しお伝えしていますが、
来年の球春が始まるまでに、
どれだけ子どもたちが成長できるか・・
それはひとえにこの冬場の練習にかかってきます。
少年野球における冬期練習の考え方
冬期練習のテーマは大きく分けて4つあります。
1、瞬発力向上、
2、持久力向上、
3、体力強化、
4、テクニック向上、
瞬発力向上についてはこれまでも何度か紹介してきた、
ラダートレーニングやキャリオカがやはり効果的です。
持久力向上は、
外野の端から端までノックボールを追いかける、
アメリカンノックですとか、
ベーラン一周を10本~20本行うことなどが、
おすすめです。
冬期練習で覚えたい2ステップスロー
今日はテクニック面の練習法のひとつを、
ご紹介させていただきます。
守備における基本のスローイングは、
ご存知のように2ステップスローが理想です。
キャッチング後にスローイングをする場合、
ステップを踏めば踏むほど時間はかかります。
ですから子どもたちには、
「キャッチングは2ステップでスローイング」
これを徹底させることが重要です。
ただし、外野手のバックホームなどは、
遠投力を優先しますので4ステップスローになりますが・・
右方向への逆スローイングの2ステップとは?
ところで2ステップスローでの足さばきは、
通常右利きでしたら、送球方向(正面や左方向)
に対して、
ステップを踏むだけでスローイングできますが、
体の反対方向・・つまり右方向に投げる場合は、
足さばきがちょっと難しくなります。
たとえばセカンドがゲッツーを取るために、
ゴロキャッチング後に2塁ベースに入った、
ショートにボールを投げる場合とか、
ショートがサードに送球する際も、
ボールを投げる方向は右方向になりますので、
2ステップする足さばきがちょっとむずかしくなります。
ではその2ステップのやり方ですが、
以下の図をご覧ください。
赤矢印がゴロなどのボールですが、
それをキャッチングしたら、
まず①赤い右足をすばやく黒矢印のように後方に引きます。
間髪入れず、左足を前方にステップさせます。
そして送球です。
右足と左足はほぼ同時にステップさせる感じですが、
わずかに左足が後になる程度の時間差はあります。
初めて練習する場合でしたら、
「イッチ、ニッ!」と掛け声をかけて、
右足、左足の順番にステップの仕方を覚え込ませるのが、
コツですね。
またイメージ的には、
「その場でクルッ!」と言った感じで、
体全体が瞬時に右を向くように教えてあげてください。
ではこの逆スローイングにおける、
2ステップが上達しやすい練習法ですが、
1、8~10数名程度で円を作ります。
一人ひとりの間隔は最低でも5~6M開けさせます。
2、子どもは全員円の中心に体全体を向けておきます。
そしてキャッチボールのようにグラブを構えます。
3、最初は時計回りにボールを回します。
この場合は子どもは上半身だけ右方向を向き、
ボールキャッチング後はノーステップで左の子どもに、
スローイングします。
4、今度は反時計回りにボールを入れますが、
この時に先ほどの2ステップ練習を行います。
5、上半身は左方向を向き、ボールキャッチング後、
すばやく「イッチ、ニッ!」とその場で2ステップして、
右方向の子どもになるべく正確に、
スローイングさせます。
子どもたちのレベルによってボールは1個だけでなく、
同時に数個入れるようにすれば効率アップします。
少年野球冬期練習の重要性
繰り返しますが、
成長期でもある小学生たちの運動能力は、
わずか3カ月の冬期練習でも、
やり方次第で驚くほど向上します。
もちろんバッティングでもそれは言えますし、
私も20年近く少年野球の現場で指揮していますが、
春になって練習試合ともなると、
こちらが驚くほどレベルの上がった子どもが、
数多く出現してくれます。
とは言えそれもこれも、我々指導者が、
正しく練習法を教えることが大前提になります。
球春の訪れとともに、
子どもたちの成長に目をほころばせたいようなら、
今日この日この時の効果的な練習を、
しっかり教えてあげてください。
なおバッティングのレベル向上を目指すなら、
やはり冬場にシンクロ打法を完全マスターすべきです。
少年野球塾で練習法を学んでみては、
いかがでしょうか?
なお、正しいスローイング法やキャッチング法などを、
教えている、
「キッズベースボールドリームナビ2
~間違いだらけの少年野球指導法を斬る!~」
この教材が無償で提供されています。
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