過日驚くようなコメントが 書かれていましたので、
至急の記事アップです。
「2. Posted by boss 2015年06月15日 15:59
いつも参考にさせていただいています。
古い記事にコメント失礼します。
私の息子が所属する少年野球チームのコーチなのですが、
熱中症対策という名目で真夏の炎天下でも、
練習の行き帰りにはグラコン着用を選手に強制します。
曰く、普段から暑さを我慢することで熱中症に
なりにくくするためと言いますが、
そんな馬鹿な話はないだろうと思っておりますが、
もしかしてもしかすると私が知らないだけで、
そんな話があるのか?
と思ってコメント書かせていただいた次第です。」
グラコンと書かれていますが、たぶんグラウンドジャンバーの、
ことだと思いますが、先に結論を 言わせていただければ、
bossさんが思っているように、
「そんな馬鹿な話はないだろう」
の言葉通り ではないでしょうか?
私もそう思ったのですが、念のため著名な熱中症対策サイトを、
いろいろチェックしました。
「運動時の服装をチェックする…
服を着込んで厚着で運動をしている人を、よくみかけますが、
このような服装では熱の放散がうまくゆかず、
熱中症を起こしやすくなります。
運動をする時は吸湿性や通気性のある軽装で、
行いましょう。」
※バイオウェザサービス熱中症対策サイトより
「熱中症を予防するための服装のポイントは、
1.体の熱をスムーズに放射させる機能を持つもの
2.外気からの熱の吸収を抑えるもの
熱中症の原因は、体の熱の放散が上手くいかなくなることです。
このため、熱を放散しやすく、太陽光などからの熱を
取り込みにくい服装を、選ぶことが大切です。
夏は誰でも汗をかきますので、汗を吸収しやすく、
吸収した水分を蒸発しやすい通気性や速乾性の良い
素材の服を選ぶようにしましょう。
素材で言うと、綿や麻などが適しています。
さらに、ポリエステル素材でも吸収性や速乾性に
優れているものもあります。
ユニクロなどでは、このような要素を満たした
機能的な夏服が発売されているので、
ぜひ活用したいですね。 」
※熱中症の対策・予防方法サイトより
調べたサイトすべてで上記のように、
「熱中症対策の服装は、薄手でゆったりとした、
通気性や放熱効果のある衣服がベスト」
と書かれていて、 少なくても、
「暑さ(熱中症)に強くなるために、真夏でも厚着を
しましょう」
と言う騙り意見は、 皆無でした。
ご存知のように、グラウンドコートも ジャンバーも、
真冬の寒さ対策のために、 体内の熱を 逃がさないように、
練習前やあとに、 着込むものです。
真夏の暑いさなかに、そういった衣服を 着用すれば、
「敢えて熱中症を引き起こすため」
としか思えず、
「熱中症にならない体作り」
とは詭弁にしか 聞こえないのは、私だけでしょうか?
「真夏の子どもたちの野球」
については、 このブログでも毎年 警鐘文を書いていますが、
かなり前の記事で、 真夏の試合中ベンチ待機中の 子どもたちを、
陽射しが照り付けるベンチ前に整列させて、応援させる
と言うチームの、是非を問う記事を 書いた記憶があります。
熱中症の恐ろしさは、今さら私が お話するまでもないですが、
中学時代夏休みの野球練習中と、10数年前には真夏の
ゴルフ場で倒れ、救急搬送された 私自身の苦い体験もあり、
安易な発想や指導を、子どもたちに行って 欲しくありません!!
bossさんのチーム指導者は、
「逆もまた真なり」
とばかりに大きな考え違いを していると、 私は思います、
また、
「曰く、普段から暑さを我慢することで、
熱中症に なりにくくするため」
と言う発想は昭和の頃、私の子どもの頃に多くあった、
「根拠のない精神論(根性論)」
に近いもので、
「真夏の練習でも、体が重くなるので水分を取ってはいけない」
と同じようなものです。
最近よく言われる、
「昭和の価値観押し付け型」
の典型にも感じます。
肉体が反応するさまざまな苦痛を、耐えること、
乗り越えることが、子どもたちの心を 強くする、と言った、
メンタル強化的な指導法がすべて間違いだ、 とは言いません。
ただ短絡的な発想で、熱中症対策はさらに辛い暑さを、
ガマンすること、
と言うような 勘違い指導者には、 憤りを覚えます。
相手は肉体的にも未熟な子どもであることを、
努々忘れないでほしいものです。
大きな事故が起きて、こんな大バカな 指導をしていた、
とワイドショーで 取り上げられて、初めて間違いに気づく…
そんなことには、くれぐれもならないことを 願います、
ご意見があれば ぜひコメントお願いします。
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練習法がわかるブログ…「伊能優介の、少年野球夢日誌」
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