今日は走塁における、ピックオフスチールを
ご紹介します。
アウトカウントは関係なく…自軍のランナーが2塁、
または1、2塁のケースで仕掛けます。
まず、監督なりコーチなりサインを出す方が、
事前に、ランナーがいる時の相手キャッチャーの、
ピッチャーへの返球状態を観察しておくことです。
つまり…
ランナーをあまりけん制せずに返球するか、
仮に見ても、山なりの返球をするか、
そんなタイプのキャッチャーであれば、
この、ピックオフスチールは意外にカンタンに、
仕掛けられます。
条件は足の速い子です。
まず、2塁ランナーにそのサインを出しておきます。
そして、バッターに初球は「待て」のサインです。
このとき当然、2塁ランナーはセカンドリード
(第二リード)を取りますね。
そこで普通なら、ランナーはピッチャー投球後、
バッターがヒッティングに出なかった場合、
キャッチャーが返球する際、セカンドに帰塁しますが…
帰塁しません。
セカンドリードで進んだ位置(塁間の真ん中より、
やや2塁方向…距離としては2塁から7~8m)
そして、キャッチャーがピッチャーに返球した瞬間、
(キャッチャーの手からボールが放れた瞬間)
セカンドランナーは、3盗を仕掛けるのです。
ではそのコツですが、
1、ランナーが仕掛けるときは、ボーっと突っ立った
感じでいること。
決して身構えないで油断させること。
2、キャッチャーが大きいリードに気付いて、
追い込むそぶりをしても、急いで帰塁せず、
できればキャッチャーからのけん制送球を投げさせたい。
この場合は、コツが必要ですがその瞬間も、
3盗することができます。
肩に自信のある子は、大きいリードにすぐけん制球を、
投げるものです。これはチャンスにできます。
3、もし、キャッチャーがボールを持ったまま、
追い込むように回り込んできたら、帰塁すれば
いいことです。
これは、私の感覚では相手のバッテリーレベルよりますが、
成功確率は90%はあります。
ご存知のとおり、少年野球の得点圏は2塁ではムリです。
3塁に進んで、初めて得点圏内です。
こういったトリッキーなプレーが成功すると、
子どもたちに良い意味で、「相手を飲んでかかる」
的な気持ちの余裕が生まれと言うことです。
さらにこのピックオフスチールは、勉強させられることが
多いです。
つまり反面教師的に逆の立場に立てば、
「キャッチャーに、返球時のランナーの警戒を学ばせる」
ことができます。
独自の練習方法を考えて、指導する場合にきちんと、
コーチしたいものです。
どんな練習もその方法と、指導法、あるいはコーチの仕方に、
工夫が欲しいものですね。
でもくどいようですが、
「この手の小技は決して正攻法ではありません」
何度も通用しませんし、子どもたちを指導する上で、
あくまで「小技、裏技」であることを、充分理解
させたいものです。
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少年野球の指導法や、バッティングなどの教え方と、
練習法がわかるブログ…「伊能優介の、少年野球夢日誌」
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