野球少年にとっての「動体視力」の重要性は、
ベースボールセミナーでも解説していますが、
最近スマホなどのアプリで「動体視力アップ」を謳った、
トレーニングゲームが数多く出回っています。
ではこういったアプリで本当に野球少年の「動体視力」が、
よくなるものでしょうか？
私もいろいろ調べてみましたが、結論的にはどうも100%
良くなる、とは言い切れないようです。
その一番の理由が、アプリによる動体視力トレーニングは、
に「平面上で動き回るものを眼で追うだけ」だからです。
おわかりのように野球と言うスポーツは（野球に限りませんが）
こういった「二次元的な画面上の物体」を眼で捕捉する
のではなく、あくまで「三次元的にボールの動き」を、
捉えるものだからです。
ここに「遠近感」と言うものが存在してくるんですね。
早い話が、バッティングを考えてもボールは16M先から、
飛んでくるのです。
つまり16M先から速いスピードで移動してくるボールを、
約1M地点辺りで、眼が捉えると言う話です。
アプリの画面上ではわずか数十センチ四方で動くモノは、
遠近感なく左右に動くだけなんですね。
とは言え多くの優良サイトや検証サイトでも、アプリによる
「動体視力アップ」を否定したものはほとんどありませんし、
そう言う意味では「やって悪いものではない」と言うこと
でしょうか？
歯切れが悪くて申し訳ないですが、一度その手のアプリなり
野球少年と一緒に試してみてはいかがでしょうか？
以下私がチェックしたサイトの中で、実際に試した、
動体視力測定方法です。
レベル3までは私も問題なくクリアできましたが、レベル4は
全問正解とはなかなか行きませんし、レベル5に至っては、
全問不正解、正解しても1つがやっとでした。
それも半分当てずっぽう（笑）
数名のコーチもチャレンジしましたが似たような結果で、
子どもたち数名にもやってもらいましたが、レベル3までが
やっという結果ながら、4番を打つN君だけはレベル4をクリアしました。
やはりバッティングの良い子は、この手の測定法でも、
動体視力は良いと頷かざるを得ません。
なお、このチェックゲームはスマホのような小さな画面で
やる場合と、PCの大きい画面でやる場合あるいは周囲の、
明暗によって、結果が変わってくると言うことも、
付け加えておきますね。
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