このテーマも繰り返し記事にしていますが、
バットのスイングスピード(ヘッドスピード)の重要性と、

スピードアップさせるためにとても重要なポイントを、
お伝えしたいと思います。

スイング(ヘッド)スピードがアップすれば・・・

バットのスイングスピード(ヘッドスピード)は、
速ければ速いほど打球は速くなります。
当然飛距離も伸びます。

つまり、

「スイング(ヘッド)スピードアップ=ヒットの確率アップ」

と言っても過言ではないと思います。

運動物理学を持ち出すまでもなく、
バットヘッドとボールの衝突の数値は、

衝突エネルギーが大きければ大きいほど、
ボールに与えるパワーも大きくなります。

パワーが増大すればボールの速度(打球速度)はアップし、
飛距離は確実に伸びるはずですよね

では野球少年に限らずバッティングにおいて、

「スイング(ヘッド)スピードをアップさせる」

その方法ですがこれまでいくつかのノウハウを、
お伝えした記事がありますが、

ここではバッティングにおいて、
スイング(ヘッド)スピードを下げかねない、
そんな危うい動作(モーション)についてお伝えします。

筋肉が固まることのさまざまな弊害

バッティングだけではないですが、
テニス、卓球、バドミントンなどなど、

相手の動作や攻撃を待つ間は当然、
こちらも構えているわけですが、

ここで大きなミスを犯すととんでもないデメリットが、
待ち受けることになりかねません。

それはカンタンに言えば、
「固まった状態で待つこと」です。

固まると言うことは全身の筋肉が緊張して、
ガチガチになりかねません。

筋肉がそんな状態になっていると、
相手の動きについていけなくなる・・・

バッターで言えば相手ピッチャーの投げるボールに、
対応できなくなると言うことです。

ではどんな状態で、
相手の動きに対して構えていればいいのか・・・

手塚一志氏のバッティング原理で行けば、
「揺らいでいること」こそが最高の構えなのです。

揺らいでいることとは、

「なんの速度も持たない動物、つまり止まって動かない状態にある動物が、
急発進したい時の準備運動として最適である」

と解説しています。

少年野球バッティングがうまくなるコツと方法プロ野球選手になるために小学生のうちにやっておくべきバッティング練習

揺らぐことでサイレント・ピリオド(筋活動休止期)を生む

さらに「揺らぎ」をわかりやすくご説明しますと、
[su_note note_color=”#cefeb0″]
テニスのレシーブを例に出すと、時速200Kmを超すサーブを待つ時の、
レシーバーの動きは決して静止して待ってはいない。

常に動いているが移動しているわけではない。
彼らは“揺らいで”いるのである。

ボールが左右どちらの方向に飛んできても反応できるよう、
前かがみで身構える。

腕は、ラケットを保持するための最低限の筋力を残した以外は、
すべて脱力している。

体重を支えるふくらはぎや太ももは、上体を左右に揺さぶることで、
一方の脚だけに体重が長時間かかり過ぎないようにしている。

必要以上の緊張をふるい落とすかのよう静かに“揺らいで”いる。

なぜ彼らは、このような待ち方をするのであろうか。
生理学的な解釈で行けば彼らは、

「サイレント・ピリオド(筋活動休止期)」

という筋肉の特性を利用しているのである。
ほんの一瞬だけの脱力状態である。

筋が脱力した直後に起こる収縮は、通常より収縮速度が増すことが、
わかっている。

バットのヘッドスピードを上げる方法 バッティングのヘッドスピードアップの方法[/su_note]
 

 

揺らいでいなければスイング(ヘッド)スピードも上がらない

つまりバットを強い力で保持してガチガチになって構えた場合と、
「揺らぎ」ながらサイレント・ピリオドを誘いつつ構える場合とでは、

ピッチャーが投じるボールへの対応力に雲泥の差がある、
と言えます。

バッターにおける「揺らぎ」は両足にかかる重心を、
左右に軽く振り替えたり上半身であれば両肩を交互に軽く上下する。

プロ野球の中継を観ていればプロのバッターたちの、
いろいろな「揺らぎ」を見ることができますよね。

もちろん「揺らぎ」とはピッチャーがモーションに、
入るまでの動作です。

バットのスイングスピードを上げる方法

※各イラスト出典:手塚一志氏著「バッティングの正体」より

さて最後に本題です。

そうです。

「バッティングにおけるスイング(ヘッド)スピードを、

下げかねない動作(モーション)とは?」

ですね。

これは構えた時にバットを強い力でガチガチに、
握ったままでいる動作のことです。

そのままバットを振った場合のヘッドスピードと、
サイレント・ピリオドを誘って軽くバットを握った状態で、
そこからスイングした場合とでは、

なんと!

約20~30%もの速度差が出る!

ということがわかっています。

バットに最大の握力をかけるのは、
スイングを開始してボールをインパクトする瞬間なのですね。

スイング(ヘッド)スピードを上げるコツとしてだけでなく、
野球少年には「揺らいで」構えることの重要性を教えてほしいものですね。

※過去に「Spollup」に以下の記事が紹介されています。
ご参考にしてください。

打撃練習-ヘッドスピードアップでヒットの確率は高まる―

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