トップバッターの決め方とは?ベースランニングのタイムを上げるために

少年野球に限らず足の速い選手をトップバッターにする、
あるいは6番バッターにすると諸説ありますが、

野球と言うスポーツは足の速い選手は重宝されますし、
得点に絡みやすいので、

打順を決める際でも「あいつは足が速いから」と、
選択肢の一つにするものですね。

打順を決めるキーポイントは?

先日いただいた質問ですが・・

「トップバッターを決めるに当たって、
足の速い子どもとそうでない子どもとの、
振り分けをしようと思ったのですが、

イメージ的なことばかりではなく、
実際タイム的にどれくらいで走れる子どもが、

足が速いと判断できるでしょうか?
またそれは50M走で考えればいいのでしょうか?」

 

まず足が速い子どもですが、
実際これは見ていればわかるものですが、

質問されたの方のように「イメージだけ」にとらわれず、
タイム計測で把握することも確かに大切だと思います。

タイム計測はベースランニングタイムで

そして野球の場合は50M走のタイムでは、
あまり参考になりません。

もちろん目安にはなりますが、
野球は「真っ直ぐ走るだけ」ではなく、

「左回りで円を描くように走る」
スポーツです。

例えば50M走を6.8秒で走る二人の子どもがいても、
ベーランタイムを計測すると、
1~2秒の差が出ることがよくあります。

その理由は3つあります。

 

   少年野球のベーラン練習法

ベーランが速い子、遅い子その理由とは

1、まず最初に言えることは右バッターか左バッターか、
これでタイムは変わります。

言わずもがなですが、
左バッターの方がバッターボックス内の、
立ち位置の関係で距離的に約1Mは短くなります。

それより重要なことは・・

ベーランタイムを計測する場合は、
必ずバットをフルスイングさせてから、
ストップウォッチをスタートさせますが、

(スイングさせずにヨーイドン形式で、
走る場合もあり)

右バッターの股関節返しによる一歩目の遅さ、
つまりスタートの手間取りがあります。

右バッターの股関節返しとは

右バッターはスイング後走り出すのは右方向です。
ところがスイングを行うと体勢は左側に向いてしまいます。

右に・・つまり一塁方向に走り出すためには、
左に向いた股関節を入れ替えてから走り出す必要があります。

それに伴い上半身もまた「右向け右」にしないと、です。
つまり体勢を入れ替える必要が出てくると言うことです。

    右バッターの股間返し

反面左バッターはその必要がなく、
スイング完了後にすぐスタートが切れるものです。

これもまた左バッターが有利と言われる所以ですね。

この股関節返しによるタイムラグは、
右バッターの約1Mの距離デメリットと併せて、
0.5~1秒は違うと思います。

 

2、次の理由ですが、

ご存知のように少年野球の塁間は23Mですが、
本塁から一周して走り抜けるまでその距離は、

23M×4(各塁間)=92Mとなります。

でも実際はこの距離だけを走るのではないと、
ご理解いただけますね?

塁間はスピードが落ちないように、
右に多少膨らみながら各ベースを蹴って走ります。

ですから実際に走る距離は、
8M~10Mは増えますので100~102M程度と考えられます。

 

ところが同じ足の速さの子どもでも、
この膨らみが大きかったりすれば、
その分走る距離は増えますのでタイムは悪くなります。

あるいは膨らみを小さくしようと思って走れば、
スピードダウンすることもあります。

もちろん全員にベーランする場合の正しい位置取りは、
冬季練習などで教えるべきですが・・

ベースランニング練習法

1、白線でライン取りをしてその白線上を走ること。、
2、さらに各ベースの手前左隅を左足で踏むこと。

(これはムリに足合わせをしようとすると、
逆にスピードが落ちるのでできれば「左足で」と指導)

 

     少年野球のベーラン練習はここを踏む

それでもやはり、その白線のないベーランでは、
膨らみ具合が子どもによって微妙に違いますので、
ベーランタイムにも差が出ると言うことです。

 少年野球のベーランコース取り

画像出典:http://blog.q-q.jp/201210/article_2.html

画像をお借りして何ですが、
実際はここまで円を意識する必要はありません。

ホームから一塁までの直線は左バッターのコース取りですが、
右バッタ―の場合はスリーフィートラインまでは、
フェア地域内を真っ直ぐ走るようにします。

また一塁手前でもう少し膨らむようにします。

 

3、3番目の理由は持久力です。

お話したようにベーランで走る距離は100M以上です。
50M走の倍です(当たり前ですが)

となると持久力のない小学生では、
後半がグッと遅くなる場合が多いんですね。

この3点から同じ脚力の子ども同士でもタイム差が出る、
と言うことです。

では小学生のベーラン好タイムは?

ベーランタイムは年毎で、脚力のある子どもがいるか否か、
で平均値も変わりますが、

うちの場合はベーランタイム15秒台から、
16秒台で走れる子どもを「足の速い選手」として認識します。

最高タイムは数年前の選手で14秒台後半でしたが、
これはかなり脚力がある野球少年でした。

ところがシーズンによっては17秒台以上で、
走る子どもしかいないこともあります。

どうやってトップバッターを選ぶべきか

質問者さんの書かれていた、

「トップバッターを決めるために足の速い子」

についてですが、
私は足の速さは二の次にしています。

 

トップバッターを選ぶための重要点は、
足の速さ以上に出塁率です。

そのために重要視したいのはやはり選球眼です。
ボールをじっくり見れる選手か否か、

ストライクボールの判断力が優れているかどうか、
です。

またそこそこにヒットを打てる選手で、
そして左バッターで足が速ければ、文句なしです。

 

間もなくシーズンオフですが、
冬季練習スタート時にベーランタイムを、
数回計測して、

冬季練習が終わる2月末にまた再計測することを、
お勧めします。

子どもたち全員冬季練習をしっかり行えば、
タイムが縮むことは確かですが、
1秒~2秒縮んだら大いに褒めてあげましょう。
 
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