出塁の際の子どもたちの「リードの仕方」について、ですが、

なぜか基本である「クロスステップリード」ができていない

子どもが多い、と感じます。

 

過去記事でもご説明しましたが、今回は少年野球塾さんの、

足の動きのイラストをお借りできましたので、

詳細にご説明いたします。

 
クロスステップリードは高校野球あたりでは、当たり前に

見られるリード法ですが、うちも毎年数多くのチームと、

交流試合をさせていただきますが、この基本のリード法を

指導していると思われるチームは、半分にも満たないのでは?

と感じています。

 

クロスステップリードのメリットは唯一つです。

「ピッチャーからの不意の牽制球に対応できる」

ということです。

 

つまりピッチャーが正しくセットポジションに、入ってからの

牽制ではなく、足をプレートに掛ける前とか、セットに入った

瞬間とか、不意を付いて牽制する場合に有効なリード法、

ということです。

当然、こんなケースでの牽制の時は、ランナーがリードを

始めようとした時とか、リードの最中に牽制球が投げられます。

 

こんな時に不意に牽制されると、ランナーの身体は(特に重心は)

次塁方向に向かっているはずですから、慌てて帰塁するには、

一度体勢を立直す必要がありますので、そのわずかコンマ何秒の

ロスによって「間一髪アウト」といったケースが、

起きてしまいがちです。

 

ですから、そういった奇襲的な牽制球を投げない(ことが多い)

プロ野球ではあまり見られないリード法ですが、

(忠実に行っている選手もいますが)

アマチュア野球では、基本のリード法と考えた方がいいと

思います。

それでは、クロスステップリードの教え方です。

 

少年野球の指導法

1、左足をベースにつけて、身体はホームと正対。

肩幅よりやや開いた状態で構える。

 

2、左足を右足後方に、スライドするようにすばやく持って行く。

ただし右足位置真後ろではなく、やや左におさまる位置。

さらにその左足つま先は、1塁ベースを向いて45度の

向きであること。

 

3、さらにすばやく右足を、右方向にスライドさせる。

この時の右スライドは、真横ではなく、やや後ろにすると、

最後の立ち位置が、1-2塁間の3フィートラインより、

やや後方に立てます。

 

4、2の繰り返し。

 

5、これを4~5回繰り返すと、ほぼ適正なリード距離

(1.8~2m前後)になります。

 

最後は、右足を左足のラインに並べておさめ、左つま先も、

1塁方向45度の向きを、最後はまっすぐの状態にしますので、

通常の盗塁の構えなどになると思います。

 

実際、盗塁のサインが出ていれば、右足を半足ほど引いて

おきますと、スタートが切りやすいものです。

 

経験者の方や、クロスステップリードを試されれば

おわかりになると思いますが、

このリードを取っていると、どの場面でも身体は1塁方向に

向いていて、不意の牽制球でも帰塁しやすいはずです。

 

以上ご参考になれば幸いです。

PS、おかげさまで、秋季大会市内優勝致しました!

秋は県や上部にはつながりませんが、子どもたちも、

今年6つめの優勝旗に、心から喜んでいました。

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少年野球の指導法や、バッティングなどの教え方と、
練習法がわかるブログ…「伊能優介の、少年野球日誌」

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