秋晴れの本日、我が市が開催している近隣大会の準決勝、

決勝が行われ、

うちのチームは決勝戦まで順当に勝ち上がったのですが、

その決勝戦で県大会ベスト8に入ったチームNさんに、

3-4と惜敗し、大会6連覇の夢が消え去りました。

 

ところでこの大会の期間中、ちょっとした出来事がありました。

この話はちょっと長くなりますが、長い野球指導歴の私でも、

初めての経験でしたし、このブログを読まれているあなたの、

ご参考になるかも知れないと思いましたので、2回に分けて

書いてみたいと思います。

 

話の発端は、うちの主軸バッターのKクンがこの夏以降、

バッティングの調子が悪く、春以降4割台だった打率も、

下降線をたどって、9月の秋大会の頃には3割台にまで、

落ちてことから始まりました。

 

まぁ、小学生野球に「スランプ」などあるはずもないのですが、

この時は私もたかをくくって、各コーチと一緒にKクンの

バッティングフォームをチェックしたのですが、

「フォームそのもの」にはコレと言った問題はなく、

タイミングの取り方にも、スイング軌道にも矯正すべき

点は見当たりませんでした。

 

ただ、

「スイングに力強さがなくなり、ヘッドスピードも、

ちょっと落ちたようだ」

と言うのが、指導者たちの一致した見解でした。

 

そのせいで、外野の頭を超す飛球が平凡な外野フライに、

終わったり、今までなら内野を抜けるはずの打球が、

打球が弱いため、内野ゴロで捕殺されることも多くなりました。

 

また、それほど速い球でなくても、振り遅れるケースも

多くなったのです。

 

そんな矢先、一人の親御さんからKクンについて、

夏休み中に起きた、ある事故の話を聞かされました。

それはKクンの住む、マンションのエントランスでのこと。

 

Kクンは友だちとバッティングセンターの帰り、

エレベーターが下りてくるまでの間に、そのエントランスで、

バッティングチェックのつもりで、バットケースからバットを

取り出し、素振りを数回行ったそうです。

 

素振りを繰り返すうち、だんだん熱が入ったのか、玄関前の

ガラスに映ったフォームを見ながら、さらに素振りを

繰り返したところ、突然凄まじい破壊音とともに、エントランスの、

大きなガラスが粉々に砕け散ったのです。

 

そうです。

Kクンの振ったバットによって、縦2.5M、横3Mの、

一枚ガラスが割られてしまったのです。

 

幸いにもそばに人はおらず、Kクン自身も怪我なく済んだのですが、

あまりの激しい破壊音に、1~2階の住人たちが何事かと、

駆け付けたとのことで、その時は山のように砕け散った

ガラス破片の前で、茫然自失になったKクンが、

立ち尽くしてとのことでした。

 

一枚20万なりのガラスを割ってしまった、Kクンの

この時のショックは計り知れないもので、この事故が原因で、

どうもKクンは一種の「イップス」になったらしいのです。

以下Wikipediaより抜粋です。

 

「イップス(Yips)は、精神的な原因などによりスポーツの

動作に支障をきたし、自分の思い通りのプレーができなくなる、

運動障害のことである。

本来はパットなどへの悪影響を表すゴルフ用語であるが、

現在では他のスポーツでも使われるようになっている。」

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